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2012年7月8日日曜日

発音がウザイと言われても・・・

今の男の先生、発音が悪いのはウザイと何度も言う。私に直接言っているわけではないけど、ヨーロッパ言語圏の中に放り込まれたマイノリティとしては針のムシロである。そんな彼だが、ひどい訛りのフランス訛りや、ドイツ訛り、ロシア訛りはOKなのだ。なぜって、ダントツに数が多いから、慣れてしまっている。

最近は私にも慣れたのか、そうでもなくなってきたけど、初めの頃、私がなにか発言するたびに、シカトされたのは数知れず・・・顔をゆがめたり、しかめるのは、今もかわりがない。(怖いんですけどー)

「発音」は想像以上にコミュニケーションに支障をきたし、勘違いの元をつくるのかもしれない。アグネスチャンもことあるごとに日本人から批判のターゲットになっている。彼女は単に「元アイドル」ではなく、きちっとスタンフォード大学の博士号も取得している教育の専門家でもある。

下記の「教えてGOO」トンチンカンなベストアンサーに愕然としてしまう。とすれば、こんな風にみてるオランダ人もいないとは言い切れない。発音がきっちりできないのは「やる気がないから」だと言い切る先生たちもいた。これって素人の発言丸出しだわ。根性論で発音が矯正されれば苦労はしない。本来なら学校で教えるべきところだが、今までにスピーキングの練習したことは片手で数えるほどしかない。

教えてGOOにあった質問
わざとあんな発音しているのですか。すごくイライラします。
 ベストアンサー
アグネス・チャンはコチコチの反日だそうです。 (中略)
日本で稼ぎながら、日本語を覚える気がないのですよ。
馬鹿にしていますね。
日本語教育者のブログ
「アグネスチャンの日本語発音」
ロッテルダム高層ビル
アグネス・チャンは、日本語を習得し始めた当時、きちんとした発音教育を受けなかったのだろうと思います。そして、アグネス・チャンが日本でタレントデビューしたころは、舌足らずな外人ぽい話し方が「かわいい」とされ、アグネスもそれを「ウリ」にしていた、という事情があったのではないでしょうか。 発音矯正のチャンスもあったでしょうに、タレントイメージのほうを優先したので、彼女は30年間、あの発音で日本語を話し続けています。
自己流や独学で日本語を覚えた人は、どうしても母語の発音にひきずられます。
そして最初に覚えた外国語発音が「化石化」して固まり、そのあとの教育では矯正されにくくなるのです。
多くの人に「ジャパングリッシュ」なまりがあるのは、英語の習い始めの時に適切な発音指導を受けないまま化石化してしまったからです。私は「なまりを認めよう」という方針ですけれど、適切な指導者が適切な指導を行えば、発音矯正は可能です。
私も手をこまねいているわけではなく、専門家についてトレーニングを受けようとしたのけど、これがまた長い話で・・・・この件については改めて書きたい。

使いと時計、アラビア人は区別できないそうだ
日本語はダントツに音素が少ない、ハンディキャップだわ

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2012年7月6日金曜日

「パリ症候群」続報

12月の投稿で書いたことのある「パリ症候群」、異文化で生活する人を襲う適応障害のことです。海外で長期生活する者にとっては、多かれ、少なかれ、罹ったことがあるのでは?  海外生活のストレスで「パリ症候群」? 

風邪のようにすぐ治ればいいけど、こじらせてしまったら大変。
ノイローゼになってしまう人は結構な割合でいるかも・・・怖いですねー(・・って、ひとごとじゃないときもあるんざんす。特に太陽の照らない寒い暗い冬場!)

リンクをはった投稿ではアジア人、とりわけ日本人女性に多いとなっているけど、西欧人男性だってかかるのだ。まったく知らなかったけどインディアンシンドロームというそう。
アムスの駅前開発

そういえば昔、日本で国際結婚して子供もいたカナダ人男性が、日本での生活にストレスをきたして、下半身麻痺になってしまい、病院で数週間入院を余儀なくされていた。しばらくの間、まったく歩けなかったけど 原因不明。

彼がウツになってしまった理由のいくつかは、阪神大震災発生時、日本政府の対応の悪さにショックを受けたのがひとつ。もうひとつは子供に障害があったんだけど、義理のおカアサンに言われた言葉「ご先祖の祀りかたが悪いからだ。先祖が祟っている」このフレーズが、彼の逆鱗にふれてしまった。

日本人ならどこかで耳にしたことあるお姑さんの台詞ながら、世界観の違う彼にとっては、天地がひっくりかえるほどショックで、冷酷な身内からの言葉だったようだ。

で、結局、日本を引き払って日本人の奥さん、日本で生まれた子供ともどもカナダに戻ったのだ。

仏メディアが報道する『日本人シンドローム』 パリ症候群の実態とは?
 2012 — マダム・リリー.
“パリ症候群”という日本人によく見られるシンドロームを知っているだろうか。
欧米人はインディアンシンドロームについてはよく知っている。ガンジス川を冒険する欧米人旅行者の約10%はこの不可解な症状に苦しんでいるという。アイデンティティのぐらつき、現実との接触の喪失、幻覚、精神病の妄想など…。これまで精神科的な病にかかったことがない若者に多くみられる症状で、支離滅裂な発言をし、アイデンティティを示す書類を持たず、路上を裸でさまよっているようなものだという。
「テレビ(に映し出されるパリ)では、全てが波風のない、バランスのとれた、オスマンの大きなビルで画一性のあるイメージが映し出されます。しかし、我々は歩道を撮るのを忘れすぎている。祖国を離れた人たちがフランスでの生活様式に順応する現実の厳しさを悟り、自分を責める傾向にあることを情報として付け加えなければなりません。」
パリで5年間文学を学ぶ女学生は光の都で体験した当初の苦労を語った。
「(パリで)言葉がわからなければ、フランス人はあなたが存在しないかのように接します。パリの理想的な姿を想像して日本を発ち、パリでブラックホールを見つけ、パリジャンの冷淡な視線を目の当たりにするのです。」
 海外生活のストレスで「パリ症候群」? 
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2012年7月5日木曜日

ヨーロッパは老舗の鮨屋に似ている

ふと、思ったのだが、ヨーロッパという共同体は「一見さんお断り」の鮨屋やお茶屋、会員制クラブに似てるかも。

両者に共通するのは「よそ者」は絶対受け付けない閉鎖性、保守性、ある種の傲慢さ・・・

お馴染みさんになるまで、立ち居振る舞い、装い、金払い、厳しくチェックされ、そのお店の雰囲気にそぐわないとなると、女将や大将から、嫌味を言われたり、無視されたりして、居心地悪くなるような事態に追い込まれ、店への立ち入りは断念せざるをえなくなる。

それでもって通だけが使う、隠語にも通じてないとバカにされる。細かなお作法にも粗相があってはならない。かといって、粋がるフリをしたなら、たちまちひんしゅくを買い、冷笑されるのが落ち。

そのかわり、いったん受容されれば、親密な関係が築けるのが「一見さんお断り」業界。上客になれば、至れり尽くせりで便宜をはかってもらえる。

用心深いヨーロッパ系

ヨーロッパという共同体も似たような面をもっている。
自分たちの規範に当てはまらない人たちは、あくまでもよそ者である。外見、宗教や思想、言葉の違う人たちは、なるべく店の中にはいってこないでね・・・ということだ。

今の学校でも同じ言語圏や同じ職場の人間同士で固まっている人が多い。フレンドリーな人もいる半面、初めは挨拶しても知らん顔で横を向いてしまう人もいた。オープンなのは例外なく、アジア系、つづいて中東、南米・・・ヨーロッパ系は二極化する。

でもさすがに半年近く顔をあわせていたら、慣れるのか・・・警戒心が解けるのか・・・。
初めは、とんでもなく無愛想だったのに、今は、町であったら、かけよってきてハグにキス。ちゃーんと名前も覚えてくれていたり・・・・

あまりの差に「ひゃぁーどうしちゃったの?」と、こっちが、とまどうこともあるほどだ。

身元が判明しなければ不審者扱い?

店の対応もそうだ。ときおり、オランダでも私一人だと、すごく邪険にされたり、後回しにされたり、そこに存在しないかのように対応されることがある。でもネイティブの配偶者といると、まずはそんな目にあわない。それより、とたんに店の対応が、ころっとフレンドリーに変わる経験は数知れず。観光客でもない学生でもない、一人で行動する外国人は、きっと素性のわからん、うさんくさい奴の範疇にいれられてしまうのだろう。

これって身元チェックが厳しく、上客の口ぞえや同伴で、訪れたなら、とても待遇よくしてもらえるけど、そうじゃなければ、ケンモホロロの対応を受ける・・・そんな「一見さんお断りの店」にそっくりだわ。

結局、移民教育はお作法学校のようなもので、異教徒や異文化の匂いを消そうとするものだ。建前は別だが、現場では異文化の相互理解という雰囲気はゼロである。

海外移住で差別は避けられない。語学を磨け。
移民問題でヒステリーになっている国家
 ヨーロッパ系だけはきつい
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