今の男の先生、発音が悪いのはウザイと何度も言う。私に直接言っているわけではないけど、ヨーロッパ言語圏の中に放り込まれたマイノリティとしては針のムシロである。そんな彼だが、ひどい訛りのフランス訛りや、ドイツ訛り、ロシア訛りはOKなのだ。なぜって、ダントツに数が多いから、慣れてしまっている。
最近は私にも慣れたのか、そうでもなくなってきたけど、初めの頃、私がなにか発言するたびに、シカトされたのは数知れず・・・顔をゆがめたり、しかめるのは、今もかわりがない。(怖いんですけどー)
「発音」は想像以上にコミュニケーションに支障をきたし、勘違いの元をつくるのかもしれない。アグネスチャンもことあるごとに日本人から批判のターゲットになっている。彼女は単に「元アイドル」ではなく、きちっとスタンフォード大学の博士号も取得している教育の専門家でもある。
下記の「教えてGOO」のトンチンカンなベストアンサーに愕然としてしまう。とすれば、こんな風にみてるオランダ人もいないとは言い切れない。発音がきっちりできないのは「やる気がないから」だと言い切る先生たちもいた。これって素人の発言丸出しだわ。根性論で発音が矯正されれば苦労はしない。本来なら学校で教えるべきところだが、今までにスピーキングの練習したことは片手で数えるほどしかない。
教えてGOOにあった質問
わざとあんな発音しているのですか。すごくイライラします。ベストアンサー
アグネス・チャンはコチコチの反日だそうです。 (中略)
日本で稼ぎながら、日本語を覚える気がないのですよ。
馬鹿にしていますね。
日本語教育者のブログ
「アグネスチャンの日本語発音」
使いと時計、アラビア人は区別できないそうだ
日本語はダントツに音素が少ない、ハンディキャップだわ
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アグネス・チャンは、日本語を習得し始めた当時、きちんとした発音教育を受けなかったのだろうと思います。そして、アグネス・チャンが日本でタレントデビューしたころは、舌足らずな外人ぽい話し方が「かわいい」とされ、アグネスもそれを「ウリ」にしていた、という事情があったのではないでしょうか。 発音矯正のチャンスもあったでしょうに、タレントイメージのほうを優先したので、彼女は30年間、あの発音で日本語を話し続けています。
自己流や独学で日本語を覚えた人は、どうしても母語の発音にひきずられます。
そして最初に覚えた外国語発音が「化石化」して固まり、そのあとの教育では矯正されにくくなるのです。
多くの人に「ジャパングリッシュ」なまりがあるのは、英語の習い始めの時に適切な発音指導を受けないまま化石化してしまったからです。私は「なまりを認めよう」という方針ですけれど、適切な指導者が適切な指導を行えば、発音矯正は可能です。私も手をこまねいているわけではなく、専門家についてトレーニングを受けようとしたのけど、これがまた長い話で・・・・この件については改めて書きたい。
日本語はダントツに音素が少ない、ハンディキャップだわ
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