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2012年4月8日日曜日

NT2(オランダ語検定)、巷にでまわる勘違い その1

NT2試験はNT2-1(B1)は NT2-2(B2)に分かれている。

「どちらか一つしか受験できない」

と書いてあるブログをいくつか見かけたが、これは勘違いだと思う。
あるいは、書かれたときから状況が変わった可能性も高い。

ロッテルダム
考えられるのは学費補助をする市役所、学校、当事者の3者契約をとりかわすとき、B1かB2に振り分けられてしまうため、変更がきかずそう思ったのではないか。

レベルの低い(B1)を受けてから、さらに勉強をして(B2)を目指すのもありだ。実際、今の学校のクラスメイトにもこのパターンがちらほらいる。

またこう書かれているブログもあった。
「B1、 B2はレベルの差ではなく、目的が違う」
半分あたっているけど、半分まちがい。
正しくは難易度の差です。

オランダは非常(非情!)な学歴社会なので、最高学府まで行く人と専門学校どまりの人との間に、はっきりした線引きがなされている。ディプロマ(資格証書)がすべてを決定付けてしまい、日本ほど柔軟に職種を移動することはできない印象だ。

なので、以下のような分類になってしまうのだろう。
(B1)は、事務など、一般職に従事する人向け。
(B2)は、アカデミックな仕事や高度な技術を要する専門職向け。

確かにB2は、B1に比べて難易度が高く、語彙もかなり幅の広いものを要求される。
ボリュームも多いし、正確さも求められる。B1よりふみこんだ時事問題や社会調査のレポートなどを読みこなすには、一般常識以上の広範な知識が必要だ。外国人が日経新聞の記事を辞書なしで、スラスラ読むレベルだろうか。世相に疎い人には厳しいだろう。普段から相当量の文書に接していないと無理。

*投稿の前に間違いがないよう多方面から情報をとり、複数の人から確認はとっているけど、もういちど自分で確認してほしい。

 オランダ語のレベル(NIVEAUS)分けについて
NT2(オランダ語検定)の過去問題をダウンロードできるサイト


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