(・・・この項昨日から続く)洒落にならないオランダ電車事情
ようやく電車に乗り込んで一安心。バスとの接続がうまくいけばいいんだけど・・・
いったん逃すと、夜間は半時間くらい待たなければならないこともあるので、すぐ飛び乗れるように、最後尾から降りようとドアで待っていたら、ガタンと駅の手前で止まりました。
「信号待ち?」
結構長いなぁ・・・と他の乗客と顔を見合わせていたら、ようやく動き出しました。でも、そのまま電車はぐんぐん速度をあげて次の駅に向かっている!? 数十秒間、何が起こったのか理解できず、 皆ポッカーン。我ながら間抜けな面だったと思います。
つまり運転手が停車位置を間違えて、後ろ側に大幅にずれ込んで停車したため、私たちの車両はプラットホームの外。で、外にでることができなかったという・・・・一体車掌は何をしていたのでしょうか?
我に返った私たち乗客、「怒りました」だって、次の駅までは15分くらいかかる上、深夜なので最終バスを逃すとタクシー代5,6千円はかかります。
「こんにゃろ、文句いってやる」と車掌をつかまえるため、電車の中を最後尾から先頭車両まで探すものの、どこにも見当たりません。
次の駅で降りて駅員をつかまえて詰め寄ると「私に言われても困る。自分が運転してたわけじゃないんで」と他人事のように肩をすくめます。
「あのねー、そんな言い方はないんじゃないですか?」と私のパートナーが更に詰め寄ると、その車掌「うるさい!」と捨て台詞を残して、足早に立ち去っていきました。
「・・・・・・」
ただでさえ、乗り継ぎの電車が不通になって、テンヤワンヤの挙句、数時間も遅延しているというのに・・・・
がっかりしたのが、電車の中で、あれほど怒っていた若い血の気の多そうな男性二人、まったく加勢してくれることもなく、駅員を見つめているだけ・・・・一緒にクレームつけてくれると思ったのに。「どうして、君たちそんなにおとなしいの?」と歯がゆい気持ち。
でも、あとから聞いたら、あまりにもこんなことが頻繁に起こるので、クレームつけても無駄と大方の人が無気力になっているのだそう。
知人にこの話をしたら、「僕の場合は、駅に止まるのを忘れた電車が急停車して、後ろにバックしてたよ」とのことでした。
電車で移動するときは、時間に余裕をもって計画たててください。
とりわけ空港に行くときなどは、お気をつけて。