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2012年9月8日土曜日

オランダの社会を知りたいとき、読みたい本

もうだいぶ前に買った本だけど、今あらたに読みかえしている本。
総選挙(9月12日水曜)も近いことで、ちょっとは社会構造をしっておかねばね。

「オランダを知るための60章 エリア・スタディーズ 」

 

ボリュームあるので、はじめは少々敬遠してたんだけど、読めば読むほどオランダ社会の面白さがわかる本。最初にすっと一読したときは「ふーんなるほど。へー、そうなのー」と自分の知識を整理するような読み方だっんだけど、、オランダ生活の時間が長くなってくると、書籍に書かれている内容を咀嚼できるようになって、いっそうの興味がわいてくる。 

内容は、王室、干拓、トータルフットボール(サッカー)、政治、アンネの日記、エネルギー政策など多岐にわたっている。

オランダ生活をしたこと無い人。 滞在歴の短い人。 ん十年の熟練者。 それぞれのステージで楽しめる書籍。オランダで生活する人にとっては、語学の辞書とともに手元においておいてもいいんじゃないかしらん。

ところでオランダの社会モデルが、日本で紹介されるときに、いつも大絶賛型になってしまうことに、私個人は疑問を感じている。

この著者も「オランダ大好き派」の人で、職業からしてもエリートとのおつきあいが多いと思われる。でも「オランダへの愛情たっぷり」で本を書いたことが感じられ、硬派の内容ながらワクワク感が伝わってくるし、内容もバランスがとれているのでお勧めしたい。

 現時点で アマゾンには3点しか在庫がない。お早めに。

同じ著者の「オランダモデル―制度疲労なき成熟社会 」は、オランダの素晴らしい政策を紹介した本。10年近く前読んだときは私も軽い興奮を感じた。残念ながら、今はこのモデルも破綻がきているようで、オランダ弱体化。でも本はとっても面白かったと記憶している。あわせてどうぞ。

オランダ大使館発行の雑誌 「welkom」
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