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2012年7月13日金曜日

30代、オランダのワーキングプアー

やめることになった 先生(男性)は 、8月に第二子が生まれる予定である。何かとお金がかかるであろう。なのに、週3日のパートタイム教師で「家計は大丈夫なのかしらん」と人様のことながら心配だった。また、先生が やめる

フラストレーションがたまっているのか、政治の話になると、授業中でも途端に切れちゃうし、リーディング用に配ってくれるプリントも、貧困世帯向けのフードバンク(食糧配給)や、非正規雇用者たちの悲惨な年金や保険問題事情など・・・・
「かなり追い詰められているのかしらん?」という言動もひんぱんにあった。

日本からするとオランダは豊かな国というイメージがあるかもしれないけど、ここのところ厳しさは増している。周囲をみても、解雇されたり、大学を卒業しても何年にもわたって仕事がみつからないまま、当座しのぎの職についている人の多いこと。日本と同じで、おおっぴらには語られないが、就活も人脈がとても大事。成績がいくらよくても、コネがなければ、むつかしい。

パートタイム制度に疑問

もうひとつ、オランダのパートタイム制度は素晴らしいと日本に紹介されているようだが、本当のところはどうなんだろう?先生の話を聞く限りでは「日本とかわらない」
仕事の責任や分担は、正規職員と一緒。人員削減するときには真っ先に矛先がむいてくる。

賃金体系は、パートタイムも正職員も平等なのだろうか?そのあたり、よくわからないが、そもそもが正職員の賃金も低めにおさえられているから、日割りにしたら、アルバイトと一緒。派遣会社からの仕事は社会保険がついてないことも多いそうだ。とりわけ しわ寄せは 若年層、外国人にふりかかっているという。
レイデン

先生は年金を納めておらず、かわりに貯金をしていると話していた。また家を買いたくてローンを組みたくても、夫婦そろってフルタイムのいい仕事についてないかぎり無理と怒っていた。

確かに周囲をみても、ちょっとまともな家を購入しているカップルは親からの援助がほとんど。「どうやって、やりくりしているの?」という親密な話になって「実は・・・親からの援助があったから」と打ち明けられることが多い。

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