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2012年10月29日月曜日

「ジョークのわかる日本人」にはだまされんぞ


日本を紹介するにあたってエログロ番組が多いオランダの民法TV局、以下は最近の番組。私はPCで作業中だったのだが、TVから日本語が流れてきたので、

「お!日本を紹介してる!?」

と目ざとく反応してTVに向かっていったら、パートナーが「見なくていい」とチャンネルをかえてしまった。顔が仏頂面である。

「なんでー?」そんなこといわれるとますます気になるじゃないか。

話によると、オランダ人レポーターが日本の風俗業界かアダルト産業に潜入して突撃レポートするというもの。

エログロ・・・。「いくらAV女優でも人権があるんじゃないのか?」とパートナーが不快感をあらわにする。突撃レポーターでさえも、気持ち悪がっていたという。
Ajaxスタジアム
夜の10時ごろだったか・・・

番組は以下のリンクから。16歳以上、閲覧は夜10時以降。「もういいよ、勘弁しておくれ」ってのが正直なところで、私は見てない。ちなみにこの日本のエピソードはずば抜けて閲覧回数が多い。Spuiten en Slikken op Reis

番組案内のテキストには
セックスと日本は切っても切れない。日本人の性欲はどうなっているのかニコレットがレポートします。マニュエルは異様な日本の風俗業界に潜入します。

また以下は6年前の日付だが、オランダのTV局について、やはり気になっていた人がいたようで、こんな興味ある投稿があった。オランダ人の苦し紛れ?の言い訳がなんとも・・・
全文は以下をクリック。Ushiにもふれておられる。

オランダのメディアの中の日本 2006年02月25日
http://plaza.rakuten.co.jp/patitani5555/diary/200602250002/
その内容は、アイドルタイプのかわいい女の子がほとんどすっぽんぽんで、クネクネおどっている。その前の大学生らしき日本の男性がガマン比べ?のようなものをやっている。
短い日本の番組を流したあと、「日本文化・伝統」のdeskundige(専門家)なるオタク系人物が登場してその文化背景や世相を、大マジメに分析して解説し始める。
そして、司会者も大マジメに深~く深~くうなずく・・というものだ。
(中略)
KJ氏のいう「やらせ」とはオランダ在住の中国系インドネシア人に日本人に扮したもの。KJ氏も日本語を勉強し始めてこうしたオランダTV局の「やらせ」がすぐわかるようになったとか。
(中略)
確かに、何人かオランダ人をはじめヨーロッパ人に、社内でのきついジョーク(宗教、民族、性別、政治)に何度か注意したことがある。そうすると「このジョークがわからないようじゃ、ダメだよ」と全く気にするそぶりもない。アメリカ人の方が、ポリティカルコレクトに関しては教育を受けているせいか、かなり敏感だ。
(中略)
T氏はちょっと、面白い見方だ。「『どうして日本人ばかり茶化すのか?』て日本の人に怒られそうだけど、日本人だから茶化すんだよ。つまりね、ヨーロッパのユーモアを理解できるアジア人は日本人だけだという、compliment(コンプリメント、賛辞、敬意)なんだよ」

「ジョークのわかる日本人」・・・・そんな甘言にのるほど、世間知らずではないわい!
今までも、何となくひっかかるところはあったものの、しばらくオランダを離れていたし、そもそもTV、とりわけオランダの番組は自分からは好き好んで見ないので、こんなひどいとは迂闊にも気づかなかった。

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