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2012年10月29日月曜日

「ジョークのわかる日本人」にはだまされんぞ


日本を紹介するにあたってエログロ番組が多いオランダの民法TV局、以下は最近の番組。私はPCで作業中だったのだが、TVから日本語が流れてきたので、

「お!日本を紹介してる!?」

と目ざとく反応してTVに向かっていったら、パートナーが「見なくていい」とチャンネルをかえてしまった。顔が仏頂面である。

「なんでー?」そんなこといわれるとますます気になるじゃないか。

話によると、オランダ人レポーターが日本の風俗業界かアダルト産業に潜入して突撃レポートするというもの。

エログロ・・・。「いくらAV女優でも人権があるんじゃないのか?」とパートナーが不快感をあらわにする。突撃レポーターでさえも、気持ち悪がっていたという。
Ajaxスタジアム
夜の10時ごろだったか・・・

番組は以下のリンクから。16歳以上、閲覧は夜10時以降。「もういいよ、勘弁しておくれ」ってのが正直なところで、私は見てない。ちなみにこの日本のエピソードはずば抜けて閲覧回数が多い。Spuiten en Slikken op Reis

番組案内のテキストには
セックスと日本は切っても切れない。日本人の性欲はどうなっているのかニコレットがレポートします。マニュエルは異様な日本の風俗業界に潜入します。

また以下は6年前の日付だが、オランダのTV局について、やはり気になっていた人がいたようで、こんな興味ある投稿があった。オランダ人の苦し紛れ?の言い訳がなんとも・・・
全文は以下をクリック。Ushiにもふれておられる。

オランダのメディアの中の日本 2006年02月25日
http://plaza.rakuten.co.jp/patitani5555/diary/200602250002/
その内容は、アイドルタイプのかわいい女の子がほとんどすっぽんぽんで、クネクネおどっている。その前の大学生らしき日本の男性がガマン比べ?のようなものをやっている。
短い日本の番組を流したあと、「日本文化・伝統」のdeskundige(専門家)なるオタク系人物が登場してその文化背景や世相を、大マジメに分析して解説し始める。
そして、司会者も大マジメに深~く深~くうなずく・・というものだ。
(中略)
KJ氏のいう「やらせ」とはオランダ在住の中国系インドネシア人に日本人に扮したもの。KJ氏も日本語を勉強し始めてこうしたオランダTV局の「やらせ」がすぐわかるようになったとか。
(中略)
確かに、何人かオランダ人をはじめヨーロッパ人に、社内でのきついジョーク(宗教、民族、性別、政治)に何度か注意したことがある。そうすると「このジョークがわからないようじゃ、ダメだよ」と全く気にするそぶりもない。アメリカ人の方が、ポリティカルコレクトに関しては教育を受けているせいか、かなり敏感だ。
(中略)
T氏はちょっと、面白い見方だ。「『どうして日本人ばかり茶化すのか?』て日本の人に怒られそうだけど、日本人だから茶化すんだよ。つまりね、ヨーロッパのユーモアを理解できるアジア人は日本人だけだという、compliment(コンプリメント、賛辞、敬意)なんだよ」

「ジョークのわかる日本人」・・・・そんな甘言にのるほど、世間知らずではないわい!
今までも、何となくひっかかるところはあったものの、しばらくオランダを離れていたし、そもそもTV、とりわけオランダの番組は自分からは好き好んで見ないので、こんなひどいとは迂闊にも気づかなかった。

2012年10月27日土曜日

日本のエログロに焦点をあてる、オランダのTV局

オランダが日本を紹介する番組は、日本人がみても「え?」なものが多い。

たまにアート系のチャンネルが、着物、歴史、浮世絵といった正統派の番組をながしていたけど、ウシや「東京で迷子になった」のように大きな話題になるということもなかった。

ちかごろはトヨタもソニーも影がうすく、友人や知人から話題にされる内容はこんなのが多い。ホストクラブ、ガングロ、引きこもり、セックスレス、過労死、猟奇事件、自殺、変態・・・ため息がでる。

インパクトが大きいから、話題になるんだろうけど、生の日本人とお付き合いどころか、日本人をみたこともない人たちが多勢を占める、日本からはるか離れた西洋の国で、番組のイメージだけが先走るのが いとも悲しく、おそろしや。

Ushi(「日本人の発音」をギャグにしたオランダ映画)を送り出した民放放送局RTLは、視聴者稼ぎの確信犯であろう。

2007年9月に Lost in Tokyo(東京で迷子になった)をゴールデンアワーに放映したものの、苦情が殺到して放送が打ち切りになったという経緯がある。

番組は、ヨーロッパからでたことのない若者たちを外国に連れて行き、異文化にチャレンジさせて、勝ち抜き戦で「最後までサバイバルするのは誰?」といった内容だったと記憶している。

もう昔のことだし、あまりにもエログロで気持ち悪くなってしまい、1回目のエピソードしか見てないので、どんなだったか記憶にないのだが、とにかくエグかった。印象はそれだけである。

この番組に関するオランダ人のコメントを読んでみたら、変なことにばかり挑戦させられて、ストレスをためた若いオランダ人の女の子が「日本人は、皆、英語もできなくて、バカばっかり」と番組中にはきすてていたようだ。世間知らずの女の子をたしなめていたが、なぜTVでこういうイメージを植えつけようとするのか。

私もブログに書いていた。
新番組「東京で迷子になった」
新番組「東京で迷子になった」 の 続報

以下Lost in Tokyo RTLの番組HPである。
?なのが、HPアドレスにRealityの文字が・・・
http://www.rtl.nl/reality/lostintokyo/home/

リアリティって・・・

こうしてTVはこれでもかと特異なイメージをつむぎだしていくのである。

そしてHPみて初めてきづいたが、オランダに住んだり、旅行できている日本人を対象にした番組を、その後制作している。HPをみたら、これも最終回までいかず途中で打ち切りになっているもよう。

どんな経緯があったか知らないが。

近頃は、アダルト業界潜入ルポも放映されていた。
またまた奇異なイメージの日本で、この回はネットでの視聴回数が他国のエピソードに比べて倍以上。明日につづく。


この投稿から入ってきた人、以下をあわせて読んでほしい。
その1 ジョークそれとも人種差別?「ミツコ つり上がった目で見た世界」
その2 日本人女性をネタにしたエスニックジョーク 
その3 「日本人の発音」をギャグにしたオランダ映画
その4 日本を揶揄する番組、ハンガリーで「中止」となった経緯
その5 悪趣味のターゲットはエスニックマイノリティ

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2012年10月24日水曜日

語学学習の「座右の銘」はこれ!

語学を学んでいれば、必ずといっていいほど通るスランプ。
かけた時間とエネルギーの割りに、なかなか成果があがっていないような気がして

「私って・・・ハー・・・・」

そもそもモチベーションも続かず、ダラダラ・・・ダラダラ・・・

直近のクラスメイトは20代後半の若い、ヨーロッパ言語を母国語とする人が大半。この中に混じって、ついつい、歳もくってるし、あとがない・・・などと自分を追い詰めがち。なのに体も心もついていけず焦りまくりなことも多々。

そんなとき私を優しく奮い立たせてくれた言葉。

「隣の人と自分を比べないで、過去の自分と比較するのです」

大昔聞いていた NHK大杉正明氏のテキストにあったもので、日本に帰ったとき、古いテキストがまだ手元にあったのでピンときた言葉をメモしていたもの。

パートナーには「完ぺき主義をやめろ。もっと自分を褒めてやれ」と言われっぱなし。こういうとこは昭和生まれの日本人なんだわー。

ちょっと調べたら、大杉正明先生のこの言葉は有名なんだ。
http://allabout.co.jp/gm/gc/50430/2/

なんだかいい味だしてて、この先生好きだった。

オランダ語を学び始めた、最初のころは、語感がなくて、単語を書こうとしても手がまったく動かなかったし、とんでもなく長い単語をみて目が回りそうだったけど、今は「お、4つくらいの単語がくっついとるわ」ってなことも見分けがつくようになった。


昨日の自分と比べても駄目だけど、確かに、前進してる。

他にもこんな言葉が

(5) 登れば登ってきただけの景色は眺めることができます

本当にそう。どんどん景色が綺麗になってくる感じもあるよ。

(4) 登ったり、下ったりを繰り返すものです

いえてる。それに気分がのらないときは塩漬け、糠漬けありよ。発酵していい具合に味がついているときもあるなーと、思うことあり。頭が整理されて定着するんじゃないかしら?

集中して学ぶことも必要だけど、緩急が大切かなーと感じる。

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2012年10月19日金曜日

会話とリスニングテストの結果

9月初めに受験したテスト(Spreken, Luisteren) 結果が学校に届いたようで、先生からメールで知らせがきた。

NT2(オランダ語検定)リスニングを受けた
オランダ語の会話テスト NT2をはじめて受けた

自分の予想に反して、Sprekenが 合格し、Luisterenが不合格であった。
残念なことに、リスニングは合格点に たった3点届かずでアウト。
「どっちに丸しようかなー」の設問がけっこうあって、調子のいいときは このヤマカケ、ばっちり当るのだが、今回調子がでなかったよーん。

試験中、ムール貝のことばかり考えてたしなー。食い気が勝ってしまったようだ。

合格点は何点? オランダ語検定試験NT2
オランダ語検定試験NT2の合格率は?




でも、まったく期待していなかった会話テストに合格できたので気分はすこぶるいい。

「神様 本当にありがとう。やったー やったー、やったー」って 飛び上がりたいくらいだ。

本当のところ「一生受け続けなければならんのじゃないか?」と思うほど自信はなかったし、ふだんも あいかわらず まったくオランダ語をしゃべる機会はないままで 「どうすりゃいいの」というのが現実だ。

自分がオランダ語をしゃべっている時間って、平均して週に30分からせいぜい1時間半くらいではなかろうか。一日じゃないよ、1週間の合計でだ。

そんな私でも受かったのだから、受験に弱腰になっている人、とにかく1回挑戦してみてと強く言いたい。

コツは答えが間違っていてもなんでもいいから、自信満々で言い切ること、だと思う。

とにかく肩の荷がどーんとおりた。
リスニングはもう1回受験してもいいことになっているが、補助金の関係でできるだけ早くということで、12月にもう一度受験することになった。

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2012年10月16日火曜日

悪趣味のターゲットはエスニックマイノリティ

知れば知るほどウェンディには幻滅。でもオランダでは露出度も高く、芸能人のかかわる大きなイベントでプレゼンターをつとめたり、アクティブに活動している芸能人。

まだの人こちらから⇒日本人の発音」をギャグにしたオランダ映画

日本人もどきキャラのウシが大成功をおさめ評判だったもので、顔がわれてしまってだます相手がみつからない。そこで今度は別の変装を考えついた。

ターゲットはやっぱり立場の弱いエスニック人種。
選ばれたのはカリブのアンティル系でキャラはDushiという。

オランダ人のアンティル系やスリナム系の人に対する一般的なイメージはとろい、怠け者。もちろんこれはステレオタイプで、成功している人もたくさんいるけど根強いイメージはなかなか崩れない。いずれの国もオランダの元植民地。容姿は黒人やインド系の人が多い。

肉スーツをきて、変身。以下のリンクをクリック、写真にびっくり! 
http://www.themakeupgallery.info/racial/afro/dushi.htm
下の写真はすべて同一人物Wendy van Dijkが演じる。むかって左からDushi、普段の本人、Ushi


http://www.themakeupgallery.info/racial/afro/dushi.htm

以下は動画。
Dushi サイキックをだます。実は2回目なのにマンマとだまされる。
同じ人、Ushiにだまされる

Dushiが評判をよぶという記事もあったが、以下の記事ではアンティル系の議員さんが不快感をあらわにしている。太っていて、醜く、怠け者で、変なアクセントでしゃべるといった歪んだイメージでアンティル系を描写していて不愉快だと怒る。「抗議はしません、TVを見ないだけ」とあるけど、Ushiに比べてあんまり見かけないのは、やっぱり色々と物議をかもしたからじゃ?
長文の書き込みも大変不愉快と抗議の文書。
http://www.rnw.nl/nl/caribiana/article/typetje-dushi-beledigend-voor-antillianen

Ushi & Loesie というお下品なアムステルダムっ子も最近のネタ。
エスニックを強調すると やばいので このあたりでオランダ人もネタにして、人種差別でありませんよと伏線をはりだしたのだろう。

いずれにしろ彼女の役づくりは、キャラを醜悪なものとし描き出すこと。で、最後に「気味悪がらなくて大丈夫、私はブロンドの美女です、まともですからー」とまとめるのがコメディではなく、悪趣味な低俗番組にしてしまっている。

またアンテナをはってみたところ、日本は「変態文化」の大御所なようだ。知らぬは自分たちだけ・・・・そういえば、つながってくるところが いっぱいあるわ。面とむかって言う失礼な人にはそうそう出くわさないけど、日本を「とっても気持ち悪いもの」としてとらえている人がいるのは薄々感じていた。

そしてUshiは変態な質問を繰り返し、イメージを塗り重ねていく。

その1 ジョークそれとも人種差別?「ミツコ つり上がった目で見た世界」
その2 日本人女性をネタにしたエスニックジョーク 
その3 日本人の発音」をギャグにしたオランダ映画
その4 日本を揶揄する番組、ハンガリーで「中止」となった経緯

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2012年10月12日金曜日

Erica op Reis 、今夜は奈良と京都を放送

Erica op reis、今夜の放送は日本。

この番組は視聴者も多く、オランダ人気番組投票でノミネートされたこともある。
エリカのいいところは他文化をリスペクトしているところ。興味本位で覗きにいくのではなく

「おじゃましてもいいですか? 色々教えてくださって感謝。一緒の時間を過ごせて楽しかったです。来てよかった、楽しかった、ありがとう」というスタンス。

これ、当たり前のようでオランダ人やイギリス人・・・白人の国には欠けていると思う。

soba 蕎麦の花
今でこそ寿司は大ブームだけど、私が若い頃は アメリカ人とかヨーロッパ人に 気持ち悪い、野蛮人 とよく言われたもんだ。和食材をみて、ゲロゲローと喉に手を突っ込むような仕草をされたこともあったし。

自分たちの価値観が世界でただ一つの正義と思っている人は多い。
だから あんなにエコツーリズム(他の文化を尊重)が新しい概念のようにもてはやされるんだわ。

Ericaは水泳選手をやめたあと、一時、中国人の移民たちにオランダ語を教えていたらしい。受けてみたいなー 彼女の授業。すっごく楽しいだろうなー。

さてErica op reis、番組放送は10月12日(金曜)22:10からチャンネル1で。

エリカがウシにインタビューされる動画はこちらから

オランダ国外やネットでTVを見てる人はこちらから前回のエピソードをどうぞ

ウシ「日本をギャグにする映画」については 日を改める。過去に彼女はアンティル諸島系の人もジョークにして不評をかっている。まだ続くよー

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2012年10月10日水曜日

日本を揶揄する番組、ハンガリーで「中止」となった経緯

この項一昨日の「日本人の発音」をギャグにしたオランダ映画から続く。まだの人はそちらから一読を。

社会的影響が大きいTVのモラルについて、ハンガリー在住の盛田常夫さんがまとめておられるのでリンクする。氏は大学の先生やコンサルをしている人。 

ハンガリー立山研究所 代表取締役 盛田常夫さん
ハンガリーからのメッセージの目次

PDF以下をクリック
「テレビ番組『ミツコ』をどう考えるか」(2003年5月)
テレビ番組の社会的影響は大きい。まずこの番組を見ているハンガリー人の多くは、日本を知らないか、日本とのコンタクトをもっていない人だろう。そのような視聴者が半年以上にわたって、「ミツコ」を見続けることで、「ミツコ」という一つのイメージが形成される。それが日本人女性の一つの典型だと思いこむようになっても不思議はない。日本人と言えば、「ミツコ」になる。こうして、「ミツコ」が一人歩きする。
中略 
日本にもハンガリーにも、番組制作の倫理コードがある。個人の名誉の毀損や民族差別を助長する番組は、日本だけでなく、ヨーロッパでも厳しい批判に晒される。たとえば、もしシュタール・ユーディットが日本人レポーターではなく、ユダヤ人レポーターあるいはロマ人レポーターとして同じ演技をしたらどうなるかを考えて見れば良い。今のハンガリーでも、一発で放映中止だ。相応の制裁措置も課せられる。ところが、ハンガリーを含めたヨーロッパには、日本人やアジア人なら構わないだろうという安易な考えが潜在している。しかし、ふつうのハンガリー人はこれを分かっていないし、ヨーロッパに出ている日本人もこのことに恐ろしく鈍感だ。
中略 
文明国の常識として、メディアが具体的な個人や民族を題材にする場合には、その名誉が毀損されないように細心の注意を払う必要がある。
この中で、オランダのオリジナル番組は突撃レポートで日本人を貶めるものではない、本質的に質が違うと書いておられるが、いやいや・・・ハンガリー版以上に 過激です。
また抗議したとき「オランダでは問題になっていない」とTV局側が釈明したそうだ。

先週末のオランダのワイドショーで、ウェンディが「日本人にも見てもらったけど、とてもリアルでいい出来だ、と日本人からのお墨付きをもらっている」と言っていたような・・・

誰に聞いたの?

一瞬だったので、ちゃんと聞き取れなかったから自信はないけど。

はたして、オランダ在住の日本人はどこまで この番組について知っているだろうか。そしてコンセプトなるものを。TV番組はオランダ国内にとどまっていただけだろうが、映画は出演者からしても世界に配給されることだろう。

以下の動画はハンガリー版



掲示板にあった書き込み
モラルって
オランダの女優ウェンディ・バン・ダイクが日本のテレビ司会者「ウシ・ヒロサキ」に扮してセックスの質問をするんですが、外人には大受けです。なぜ、日本人扮してこんなえげつない質問をするかが個人的には気に入りません。日本人でなくてもいいじゃないですか。オランダ人のままで。変態を強調するかのように、お隣に日本人のおじさんまで登場させる始末
この日本のおじさん、アムステルダム在住の日本人男性。
HPをみたら、武術に、書道、茶道と日本文化の普及につとめているらしい・・・
ウシへの出演も、日本文化普及の一環なのかしらん??
彼の名前やリンクはすぐ調べられる。あえてリンクははらない。

それからウシヒロサキはヘンテコな発音を、下品なセックスネタにしてしまうということも知っておいて欲しい。

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2012年10月8日月曜日

「日本人の発音」をギャグにしたオランダ映画

前回の投稿から続く・・日本人女性をネタにしたエスニックジョーク 
映画化の話は、数日前に偶然つけてたTVで知った。2013年2月に封切予定とのこと。

題は「Ushi Must Marry」以下は予告編。1分ほど。
百聞は一見にしかず、まずはごらんあれ。最初に15秒ほどのCMがはいる。
http://www.movienewz.nl/artikel_14147_video-eerste-teaser-trailer-ushi-must-marry.html
(削除されるかもしれないのでお早めに)

一時ユーチューブから削除されていたけど復活したので 2012/10/11 以下を追加



映画にはパトリック·デンプシー( Patrick Dempsey )やセックス&シティでミスタービッグの役をやってた、クリス・ノース(Chris Noth)も出演する。

ストリーによると”結婚”は絶対しなければならない日本の伝統だから、ウシヒロサキも婚活開始。でもお相撲さんみたいな候補者は自分のタイプでなくて、パトリックデンプシーが彼女のタイプなので、追っかけをはじめる・・・といった按配で宣伝文句はロマンチックコメディ・・・ 

は?どこが?

トレーラーをみるかぎり、とんでもないドタバタで、お決まりの「お相撲さん・・もどき、芸者・・もどき、ゴルフ、結婚のことしか頭にない女性”をギャグにしたもの。

この短いトレーラーからは彼女の持ちネタ「日本人の奇妙な発音」が盛り込まれているのかどうか判別できないが、おそらくぶつけてくることだろう。

オランダにErica Terpstraという元オリンピックメダリストの著名人がいる。政治にたずさわったり、旅番組のプレゼンテーターをつとめるなど、幅広く活躍して国内でも人気が高い人物。アジアに造詣がふかく、日本も度々訪問している。なんで、その彼女がマンマとだまされるのか?やらせ?
どうしても理解できない。

その彼女とのインタビューシーン。



インタビューがはじまると、エリカ・テルプストラの名前をイカ天?とか発音。
3分47秒くらいにprivilegedを発音できず、エリカが、ああ、あなたはひょっとしてRの発音ができないのねと助け舟。

はじめは単に日本人ぽぃ役柄を大げさに演じているだけかと思っていたけど、これだけ、執拗に発音をネタにされると日本語を母国語とする人間として決していい気はしない。発声の違いや音が少ない、あるいは音が違うため西洋言語を発話するときに苦労するのは、帰国子女でもないかぎり誰しも心当たりがあるだろう。音声アルファベットの持ち駒が極端に少ないんだわ。これは日本語という言語の特徴なのだから、いたしかたないことである。

例えばディスレクシアの人たちをこれほど面白おかしくギャグにするだろうか? ディスレクシアであるということは現代社会においては不便かもしれないけどひとつの個性として尊重し、多くの助け舟がだされ、リスペクトしているはずだ。
英単語が覚えられない「ディスレクシア」という学習障害

残念ながらカザフスタンを揶揄したボラットと同レベル。

ベッドの上で、お見合い?相手と(お相撲さんタイプの巨漢が裸でベッドの上に)いる写真
グーグルのイメージから
http://www.google.nl/imgres?um=1&hl=ja&sa=N&rlz=1C1CHIK_nlNL409NL431&biw=1600&bih=799&tbm=isch&tbnid=SYvHBjGhA0-9YM:&imgrefurl=http://www.ad.nl/ad/nl/1002/Showbizz/index.dhtml..&docid=EgXsouthNBUg0M&imgurl=http://static2.ad.nl/static/photo/2012/15/13/9/20121005145158/media_xll_1379529.jpg&w=510&h=287&ei=PfhxUKLxEeeS0QWHjYHwAQ&zoom=1&iact=hc&dur=3602&sig=112735347280121201395&page=1&tbnh=97&tbnw=173&start=0&ndsp=33&ved=1t:429,r:24,s:0,i:153&tx=208&ty=119&vpx=1260&vpy=4&hovh=168&hovw=299

この投稿から入ってきた人、以下をあわせて読んでほしい。
その1 ジョークそれとも人種差別?「ミツコ つり上がった目で見た世界」
その2 日本人女性をネタにしたエスニックジョーク 
その4 日本を揶揄する番組、ハンガリーで「中止」となった経緯
その5 悪趣味のターゲットはエスニックマイノリティ(日本人よ!)
その6 日本のエログロに焦点をあてる、オランダのTV局
その7 「ジョークのわかる日本人」にはだまされんぞ


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2012年10月7日日曜日

日本人女性をネタにしたエスニックジョーク

周囲の反応&私の気持ちの変化

日本人女性を対象にしたエスニックジョーク、ウシ・ヒロサキについて、周りの人の反応をみていきたい。私のパートナーとお姑さん(オランダ人)、仲のいい友達(カザフスタン)、オランダ在住中だった日本人をとりあげる。

あ、その前に昨日の投稿をまだ読んでない人は、こちらを先に。
ジョークそれとも人種差別「ミツコ つり上がった目で見た世界」

まず私の感想、私自身の見方がどうかわったか。
パートナーに「面白い番組があるよ。日本人女性がでてくるから」と言われ、なんの予備知識もなく第1回目を見たとき。

私「ひどいー、何これー、こんな目で外国人は日本人をイメージしてるんだー。ショックー・・・」と言いながらも、<どういう風にうつってんだろう>と好奇心がかって、最後まで見た。

最後の種明かしで、Wendy van Dijk (Ushi) の変装のうまさに拍手パチパチ。
「よく化けたなー」と そっちのほうの印象が強くて、特に腹もたたず。

だが、近所に住んでいた日本人女性は違った。
友人「心底ムカツイタ。日本人として、あれを見て気分が悪くならないなんて、どうかしてるわよ」

私「でも、ブラックジョークのお国柄の低脳番組のネタだから、そこまで怒らなくてもいいんじゃない。身が持たないよ」

友人「日本人をバカにしているのよ、だから人種差別がなくならないのよ」

パートナーはこの反応を聞いて「冗談に決まってるだろ、わかっとらんなー。誰もこれを見て日本人だなんて思わないよ。だから追い討ちをかけて<日本人はマジメすぎる>って揶揄されるんだよ」


一発芸なら許せるが

しかしぃーだ、私も「これは ぢょっとどうよ」と思う場面が増えてきた。

以下の動画は、歌手のスーザン・ボイルに日本人ジャーナリストとして突撃取材という設定。
不快感をあらわにして立ち去るスーザン・ボイル。




彼女が日本人女性ネタをシリーズ化せず、一発芸で、次々と別の国の女性をとりあげていくなら、それなりに面白かったかもしれない。今日はロシア人、あるときはギリシア人、はたまたメキシコ人といった具合にね。

だが、延々と同じネタでツマラン、見ていて不愉快がかって気分が悪くなってくる。
つづいて、周囲の友人が何人か私をからかいだした。「やーい、ウシーが登場」という風に。でもまあ、ほとんどが友人だから「見たよー。日本人女性ってヘンナノー」くらいの反応。

なかでも仲のいいカザフスタン人が気に入って、何度もふってくる。
で「気にくわない」というと、「だめだよー。ユーモアがわかんないのはー」とうちの主人と一緒になって、日本人はマジメすぎると逆攻撃。

ところで、こちらはカザフスタンを題材にした英国コメディアンの映画。かなりきついブラックジョークが散りばめられている。



で、カザフスタンを茶化しまくった上の映画がでてきたとき友人に「ボラットの映画すごい人気だね」と言ったら、彼の顔が凍って黙りこくってしまった。沈黙・・・「あ、洒落になってない」と判断して、私もその話はもうもちだせなかった。

ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習
この映画をめぐって訴訟もおきたが、注目が集まってかえってよかったという見方も。

お姑さんの意見とパートナーの変化
つい最近、ウシのことをお姑さんに聞いてみた。彼女は、Wendy van Dijk (Ushi) をずっと嫌いだったという。「あんなのはジョークとは言わない。レベルが低すぎる」とバサリ。ただ、変装に驚き「すごーい」と思ったのは私と一緒だった。もう亡くなった舅は「吐き気がする、チャンネル変えろ」と怒っていたそうだ。

そして、うちのパートナー。
実は、もう何年も前から「不快、醜悪」というたびに、「日本人というのは、まったくジョークのわからん根性悪」とか言われ、そのたびに言い争いになっていたのだ。<真のユーモアというのはなんぞよ>と議論するんだけど、ユーモアの感覚も人それぞれで、かみ合わない。疲れるから私もこの話は極力避けるようにしていた。

しかし、何年も時間はかかったけど、、最近はさすがにダンナもつまらないと言い出した。

私がずっと面白くないと言い続けてきたこと、彼の両親の冷ややかな反応、そしてこの夏、移民学校(語学学校)において、ウシの件で、私が不愉快な経験をしたことなどから、心境に変化があらわれたようだ。(学校での件は別の投稿で)

くれぐれも、つけくわえておく。うちのパートナーもこのカザフスタン出身の友人も日本が大好きで、文化や食生活、風土(あるいはアジア人のメンタリティ)を大いに評価しているのは確かだ。

ハンガリーでの経緯、ウシの映画のトレーラー(「日本人の英語の発音」をギャグにしたオランダ映画)、学校での?な体験とまだ続く・・



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2012年10月5日金曜日

ジョークそれとも人種差別?「ミツコ つり上がった目で見た世界」

「ミツコ つり上がった目で見た世界」のことはずっと前から取り上げたかったけど、どこからふっていいのかわからず、アップするのをためらっていた話題。何回かに分けて投稿する予定。ブログの右カラムにある「メッセージを送る」欄から体験談やこのビデオを見た感想なんかを送ってもらえれば、大いに参考にさせていただくのでヨ・ロ・シ・ク。

さて、「ミツコ つり上がった目で見た世界」とはなんぞや。
かれこれ10年近くまえ、Wendy van Dijk (Ushi) というオランダの女性タレントが、コメディ番組としてスタートさせたもの。ブロンドの白人女性が、黒髪のかつらと、めがね、出っ歯気味の入れ歯をつけて、日本人女性インタビューアに変装して西洋の有名人たちに直撃インタビューするというお笑い番組で、彼女の日本人名はウシ・ヒロサキ(どーよ、この名前)。

人気をとり、シリーズ化されハンガリーで放映されたりフィンランドやデンマークでも類似番組がつくられた。だがハンガリーで放送されたときは、現地在住の日本人たちが「人種差別的で不快と」抗議して、放送をとりやめさせたという代物。

オランダではもう過去の話だし「どーでも、いいやー」と思っていたら、根強い人気なのか、とうとう映画(日を改めて、情報をアップする)までできてしまった。

ウィキ(日本語)
「ミツコ つり上がった目で見た世界」

ただの物まね・変装ショーならいいんだけど、この番組のスタイルは、ウシ・ヒロサキが典型的な日本人なために正確な発音ができずに、奇妙な発言を繰り返し、ゲストを困惑させるというビミョーなもの。

ためしに以下をごらんいただきたい。ハンガリーで問題視された「ミツコ つり上がった目で見た世界」のオリジナルバージョンで、かの料理人ジミー・オリバーにインタビューする。彼は紳士的に対応しているが、他のエピソードでは薄気味悪そうに彼女をみつめる有名人ゲストも。

番組では、cook(調理する) cock(コック;男性性器の俗称)をごっちゃにして、ジミーオリバーを当惑させるシーンがでてくる。




以下はデンマークバージョンの「ミツコ つり上がった目で見た世界」
「USHI HEIKU」

日本人のブログから
伝説の日本人女性レポーター




以下はフィンランドバージョンの「ミツコ つり上がった目で見た世界」
「Noriko Show」

日本人のブログから 
フィンランドのTV番組 

ここでも 発音を茶化して、番組構成にとりいれている。
ただフィンランド版は不思議とそれほど嫌味は感じない。女優さんがハイテンションでないからかな?




「いちいち お笑い番組に目くじらたてんでもー」と思っている人、これからの投稿に、いましばらく おつきあいいただきたい。







  • 発音がウザイと言われても・・・
  • 日本語はダントツに音素が少ない、ハンディキャップだわ
  • 使いと時計、アラビア人は区別できないそうだ

  • 「役だった」バナークリックで1票。励みになります。一日1クリック有効。


    2012年10月3日水曜日

    韓国ミュージシャンのガンナムスタイルが、レディガガの記録をぬいた

    韓国のPSY(サイ)というミュージシャンの踊るビデオクリップがYoutubeで記録を出し続けているらしい。かのレディガガをもしのぐ勢いだとかで、オランダのTVでも紹介されていた。

    彼はアメリカに長く留学していてエンタメ・ショービジネスを心得た人なんだろうなと、このビデオをみて感じた。初めにでてくる坊やが「憎可愛いー」。最後までずっとこの子に踊っていてほしかった。

    「江南スタイル」(カンナムスタイルまたはガングナム スタイル、英語表記: Gangnam Style)

    ちなみに貼り付けたビデオは日本語字幕つき。オリジナルは再生回数3億5千万を超えている。
    イエローハットのCMをパクッたと怒っている人も・・・ネットで検索どうぞ。



    TVでは一斉を風靡した「恋のマカレナ」と比べていた。
    で、オランダといえばハイネケンビール。このCMは「マカレナダンスがこんな感じで誕生したんだとさ」というシーン。
    栓抜きみあたらず、え、え?どこだっけ?? と探すお兄さん、それを見ていた友人たち、真似をしはじめて・・・ダンスいっちょうあがり。


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    2012年10月1日月曜日

    発音の間違いで、日本をポルノ大国と思ったオーストラリア人

    RとLは日本語の音にないため、区別できないのが普通の日本人。ちょっと語学をかじったことある人なら必ず泣かされるところであるけど、この音を区別できないということが、外国人にはとても驚きであるようだ。

    こんな事例もあることだし(使いと時計、アラビア人は区別できないそうだ

    区別がつかないため致命的なスペルミスも頻発している。
    そんな日本人の弱点をまだ知らなかった来日したてのオーストラリア人(英国人だったかも・・・とにかく英語圏の人)が、驚きの体験を話してくれた。

    ある日新幹線に乗って、新横浜あたりでフッと外を見たら、「皆で<erection>に行きましょう!」という大きな看板が目に入ってきた。笑顔で語りかけるポスターの人は何の他意もなさそうだ。でも、彼の頭のなかでは「皆で、勃起しましょう」と翻訳されてしまった。
    赤面して一人でキョロキョロしてあたりを見回したけど、誰一人平気な顔で列車に乗っている。

    電車の中、静かにしましょうとの合図。このコーナーはおしゃべりや携帯厳禁。

    そこにあるべき単語は<election>、選挙がせまっていて投票を促すポスターだったのだ。

    小泉首相のころの話で、もう随分昔のことだけど、興奮して語っていた彼のことは今も忘れられない。彼は英会話学校の先生で、日本人の発音がびっくり笑えるというネタとして仲間たち(英語圏の人たち)に語っていた。バカ受けであったが、実際に国外に暮らして日々苦労している立場のものとしては胸中複雑である。

    先日もオランダで選挙があったとき、クラスメイトが職場で聞いたジョークを話してくれた。

    外国人と日本人女性の会話という設定。

    外国人「オランダの選挙は4年に1回ですから・・・」
    日本人女性「え? たった4年に1回ですか、少ないですね。うちはもっと頻繁で最低1日1回は・・・」

    このネタの意味わかってくれますよね。


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