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2012年10月5日金曜日

ジョークそれとも人種差別?「ミツコ つり上がった目で見た世界」

「ミツコ つり上がった目で見た世界」のことはずっと前から取り上げたかったけど、どこからふっていいのかわからず、アップするのをためらっていた話題。何回かに分けて投稿する予定。ブログの右カラムにある「メッセージを送る」欄から体験談やこのビデオを見た感想なんかを送ってもらえれば、大いに参考にさせていただくのでヨ・ロ・シ・ク。

さて、「ミツコ つり上がった目で見た世界」とはなんぞや。
かれこれ10年近くまえ、Wendy van Dijk (Ushi) というオランダの女性タレントが、コメディ番組としてスタートさせたもの。ブロンドの白人女性が、黒髪のかつらと、めがね、出っ歯気味の入れ歯をつけて、日本人女性インタビューアに変装して西洋の有名人たちに直撃インタビューするというお笑い番組で、彼女の日本人名はウシ・ヒロサキ(どーよ、この名前)。

人気をとり、シリーズ化されハンガリーで放映されたりフィンランドやデンマークでも類似番組がつくられた。だがハンガリーで放送されたときは、現地在住の日本人たちが「人種差別的で不快と」抗議して、放送をとりやめさせたという代物。

オランダではもう過去の話だし「どーでも、いいやー」と思っていたら、根強い人気なのか、とうとう映画(日を改めて、情報をアップする)までできてしまった。

ウィキ(日本語)
「ミツコ つり上がった目で見た世界」

ただの物まね・変装ショーならいいんだけど、この番組のスタイルは、ウシ・ヒロサキが典型的な日本人なために正確な発音ができずに、奇妙な発言を繰り返し、ゲストを困惑させるというビミョーなもの。

ためしに以下をごらんいただきたい。ハンガリーで問題視された「ミツコ つり上がった目で見た世界」のオリジナルバージョンで、かの料理人ジミー・オリバーにインタビューする。彼は紳士的に対応しているが、他のエピソードでは薄気味悪そうに彼女をみつめる有名人ゲストも。

番組では、cook(調理する) cock(コック;男性性器の俗称)をごっちゃにして、ジミーオリバーを当惑させるシーンがでてくる。




以下はデンマークバージョンの「ミツコ つり上がった目で見た世界」
「USHI HEIKU」

日本人のブログから
伝説の日本人女性レポーター




以下はフィンランドバージョンの「ミツコ つり上がった目で見た世界」
「Noriko Show」

日本人のブログから 
フィンランドのTV番組 

ここでも 発音を茶化して、番組構成にとりいれている。
ただフィンランド版は不思議とそれほど嫌味は感じない。女優さんがハイテンションでないからかな?




「いちいち お笑い番組に目くじらたてんでもー」と思っている人、これからの投稿に、いましばらく おつきあいいただきたい。







  • 発音がウザイと言われても・・・
  • 日本語はダントツに音素が少ない、ハンディキャップだわ
  • 使いと時計、アラビア人は区別できないそうだ

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