語学学校ですと言われ通いだしたオランダ語学校。 ところが そこは 移民同化政策で荒れる欧州オランダの移民学校。クラスは紛争や天災から逃れてきた難民、世界各国のイスラム教徒、東欧の労働者、博士過程をおえた研究者たちが入り混じり、肝心の語学は教えてもらえず、てんやわんや。とほほの体験談とかき集めた情報が役立つことを祈って・・。リンクは、どの投稿からでもご自由にどうぞ。
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2008年6月5日木曜日
血圧測定のためだけに改めて予約をとるなんて
なるべくお世話になりたくないオランダの医者だけれど、どうしても我慢ができなくなって 診察を受けることを決心。こちらはハウスアーツという家庭医にまず見てもらって、それから専門の病院にいく仕組みです。事前に登録しておくべきなのですが、評判のいいお医者さんはいっぱいで枠がないと断られます。新参者が登録できるのは、開業したばかりの医者か、評判が悪いため患者が離れていって閑な医者しかありません。
でも命に関わることなので 語学学校で仕入れた情報と パートナーが仕入れた情報に頼って これはと思うお医者さんに診察してもらえるように 電話をかけました。 ところが断られました。 長い話になるので 今日は省略させていただきますが 粘った末に ようよう とある医者で診療を受けれることに こぎつけました。
医者は話を聞いてくれるのはよいのですが カルテを記入することもなく 舌や眼のチェックをすることもなく 聴診器はもちろん使わず 「大丈夫でしょう」 といいます。「一体 何を根拠に? あなたはサイキックか占い師ですか?」
血圧だけでも測ってもらいたかったので 申し出ると 「係りがとても忙しいので 予約をいれるから来週 また来てください」といわれました。
「たった2分ですむことでは?」とお願いしても 「不可能です」の一点張り。
周囲を見渡しても 誤診や手遅れ、たらいまわし、診察拒否の憂き目にあった例は数知れず・・・・制度疲労たるゆえんか。
江戸時代にシーボルトから医学を学んだ伝統のせいでしょうか 日本からみると オランダ医療が進んでいるようなイメージがありますが とんでもない。
あ~語りだせばキリがないです、この件は。
ですから ちょっと余裕のあるオランダ人は ドイツやベルギーまで 脱出して 治療を受けに行くのですよ。地獄の沙汰も金次第という言葉が浮かびます。