アロホトーネン(allochtonen)という言葉が新聞やTVをにぎわしています。
元々は、単なる「外国人」をさす言い回しだったのですが、最近はとてもネガテイィブな響きをもっています。
1960年代から移民が急増して、社会がおいつかなくなっているのです。
現在も毎年10万単位で、定住希望が続々流入してきています。
移民の内訳は、トルコやモロッコ、東欧からやってくる3K(きつい、汚い、危険)労働者たち、紛争や災害から逃れてやってくる難民たちがなんといっても主流で、国際結婚組みや、企業派遣や研究者としてやってくる人たちは、断然、少数派なのです。
ウィキでは、イスラム教徒は100万人(オランダ全人口は1600万人ほど)にせまる勢いとなっています。
Allochtoon From Wikipedia
In 1950, Dutch descent, Dutch nationality, and Dutch citizenship
were in practice identical. The Netherlands was largely a mono-ethnic society
with some colonial influences (if the Frisians are considered part of the Dutch
ethnic group). In 1950, most Dutch were either Catholic or Protestant, with some
atheists. Decolonisation and immigration from the 1960s on, altered the ethnic
and religious composition of the country - there are now about one million Muslims. This
development has made the 'ethnicity' and national identity of the Dutch a
political issue.
一般的なオランダ人のエスニックグループへの距離感は、EU圏内、北米&豪州、モロッコ&トルコ(なんといっても数が多いので)、中近東、ラテン、アフリカ人、アジア人といった順に遠くなります。 ごく一部の識者を除いて、日本人、中国人、ベトナム人、カンボジア人 タイ人 その他もろもろ・・はっきりと違いがわかっている人はそれほど多くありません。
でも、ご注意!
日本は EU、北米、豪州と同列で 非西洋系allochtonenの中では 旧植民地だったインドネシア人と並んで、特別枠です。滞在手続きを初めとする役所の手続きで、大きなアドバンテージです。ただし、役所の窓口担当者にこの知識がある人も少ないかと思いますので、こちらから言ったほうがよいです。
Tot de categorie 'westers' behoren allochtonen uit Europa, Noord-Amerika, Oceanië, Indonesië en Japan.
オランダ統計局 のHP内部で検索すると、正式な定義文書がでてきます。ご参考まで。
移民問題でゆれにゆれる、オランダ社会です。 そして気がついたら、移民同化政策の真っ只中に放り込まれてしまっている私です。 あ~ あ~