このブログを検索

2012年2月16日木曜日

今度はポーランド人が差別のターゲット (その1)

このエントリーをはてなブックマークに追加
一昨日、ウィルダー氏の政党がまたまたオランダ社会に波紋を提供した。

オランダ極右PVV党のサイトで首相砲火を浴びる by ポートフォリオ

今までずっとイスラムグループを攻撃してきて有名になったウィルダーだが、今度のターゲットはポーランドをはじめとする東欧(ブルガリア、ルーマニア、ハンガリー、ウクライナ、コソボ、ボスニアなどなど)の労働者グループ。

12月、ウクライナから来たクラスメイトが「ポーランド人への差別がひどい」ということをちょうど話していたところだ。

オランダの農業セクターではポーランド人の労働力は欠かせないもので、季節労働者として多くのポーランド人がやってくる。単純作業で重労働で賃金も低いため、オランダ人は誰もやりたがらない仕事が多い。が、職のない東欧の人たちにとっては大切な出稼ぎ場所である。

一方で人数が多いためオランダ社会の脅威になっているのも確か。
劣悪な住環境に住まう農作業に疲れた労働者たちが選ぶ娯楽は、おうおうにして飲酒。
ストレスもたまっていて喧嘩も耐えない、カルチャーも違うので騒音も耐えない・・・言葉を覚える気はさらさらない・・・というか 余裕もないだろう・・・そんなこんなで地方の農村コミュニティで問題の連続。村ならそりゃぁ目立ちますわ。

ということでウィルダーが立ち上げたのが、以下のサイト。
Meldpunt Midden en Oost Europeanen
問題があったら私たちに声をお寄せください。騒音、汚染、はたまたポーランド人や東欧系のせいで あなたの職がうばわれたなら 私たちに知らせてください。私たちの政党があなたのために立ち上がります・・・
と、こんな調子である。

さっそく連名で東欧諸国から抗議文書が届き、EUでも監視の目を光らせている。
オランダ国民もびっくりというか、特定グループをこんな形で攻撃するのは差別であり、醜態だという人が多い。

でも、ポーランド人の差別もひどいみたい。(2012.6.1. 追加)
ふだん 出会う ポーランド人は みんな明るくて勤勉な人というイメージだけど・・・
一部の人たちは 下手したら、肌の色で殺しかねない勢い・・・ 詳しくは次を
「ひでえー」バナークリックで1票。励みになります。一日1クリック有効。


関連記事

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

►をクリック、投稿が一覧表示されます