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2012年6月14日木曜日

オランダ語ができないオランダ語の先生・・なんじゃそりゃ!

オランダ語学校の先生のレベルはそれこそピンきり。
一応 月一回くらい 本部に集まって 報告会と研修会があるようなことを、前の先生から聞いた。なかには ちゃんとしたオランダ語がしゃべれない外国人もいるんだって。ブラジル出身のその先生の発音は「大変な外国人訛り」で、ネイティブでも聞き取るのが大変困難だったそうだ。

先生の話を聞いていると、移民教育にかかわる語学学校の先生は、不安定な職みたい。だから、よほど使命感をもった志のある人か、どうにもこうにも仕事がみつからない組に 二極化してしまうんじゃない?

その上、政府の方針もコロコロかわり、来年からは補助金打ち切り。いつ契約を切られるかわからないから、どこか心ここにあらず。随分 安月給で待遇もそれほどよくなさそう。(ま、このご時勢、どの職も新規ではいると似たり寄ったりだけど)平気でしょっちゅう 休講になるのも その場しのぎって思っているからじゃ?

イタリア語通訳をやっている人が2004年ごろに書いたもの

わたしは、会話中心に言語を学ぼう、という試みが、大嫌いです。いや、人によるので、いい悪いじゃないんですが、個人的には会話で言語を学ぶなんて、無理だと思ってる。そりゃ、子供とかは別ですよ。でもある程度育っちったひとが、「使えるように」言葉を学びたかったら、まず文法。それは、何も難しいことを言いたいのではなく、それが一番の近道だから。です。
移民学校のオランダ語コースは、大人向けじゃない。
ほとんどの先生が 子供のときから英語やドイツ語、フランス語に親しんでいて、バイリンガルだから、大人でもTVとかたくさん見たら、勝手にしゃべれるようになると思っているんだよね。無理です。量をこなしても ボーっとみているだけでは絶対 無理です。
幼児教育コースの修了者が、成人外国人に語学を教える不思議 
(中略) 
エフタリンク(オランダの遊園地)のお兄さん
せっかくわかりやすく整理してくれてるものがあるのに、それを「めんどくさい」とか「おもしろくない」とかいって参照せずに、いきなり会話をやっているから、いつまでたっても「言語」としてその言葉を捉えることが出来ないわけですよ。赤ちゃんとかで、ものすごく頭柔らかかったら別ですよ。でも日本人で、日本語でものを考えている人が、いきなり、たとえばイタリアに言って、会話だけをして、イタリア語の仕組みまで理解するなんて、不可能とはいわないけどまず無理でしょう。「なんで?」の連続になる。

いや、そもそも ちゃんと文法を教えられる先生がいないんじゃない?
あとは、混乱のもとは、ごった煮のクラス構成 だから 順序だてて文法を教えることは無理なんだよね。
はっきりいって、文法をやらずにひとつの言葉を習得しようとすることは、超理不尽な謎解きをさせるゲームを攻略本なしで解くようなものです。 
はい、理不尽、理不尽 本当にチョー理不尽。(中略) 
その理不尽なことを外国人に押し付けています。
外国語は外国語だと認めて、会話から吸収しようなんていう荒業はあきらめて、「文法」というある種のカンニングペーパーを使いこなすことが出来れば、あとは気力と体力。 

 最近、我ながら 辛口だわ。
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