樹氷で藤の花みたいになった樹木(2007年)
ラインのほとり(2007年)
鳥が真っ赤な木の実をついばんでいます(2007年)
週末から再び冷え込みが厳しくなりそう・・・上記の写真の風景は2007年にはたったの1日限りだったのに、今年にはいってから毎日!
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あいかわらず戸惑うことの多いオランダ語授業です。まごつく理由は色々あれど、ひとつに、教授メソッドに対する違和感があげられます。
名づけて「津波方式」 それも大津波です!! おぼれている人のほうが多いぜ!
最初の授業を思い起こしてみます。
挨拶の仕方などはすっ飛ばし、いきなり道案内の練習でした。
「まっすぐ行って、右に折れる」・・・この程度なら何とかなりそうです。
しかし、そうは問屋がおろしません。
授業では
「駅を超えて、そのまままっすぐ進んで3つ目の角を左に折れると映画館があるので、その反対側の白い建物の横の小さい路地を・・・・(続く)」
方角、数詞、建物の名称、側道、運河、路地といった一般名詞・・・・ゴチャゴチャです。
これを30分ほどの間にクラスメイトと組んで練習・・・
生徒の多くがゼロから始めたビギナーで、 自分の名前がやっといえるレベルですよ!! 脱落者が目立つのも無理からぬ話です。
次の週には、店で買物。
これもいきなり「<濃い目の青い縦ストライプの入った派手なネクタイ>と<ウールでできた厚手の地味めのチェック柄のLLサイズのズボン>をください」色や物質名詞だけならまだしも、細かな形容詞や素材・・・度量衡(オンスやパウンドなど)、コンマの打ち方、お金の数え方がいっぺんにダーっとでてくるのです。
で翌週には掛け算、割り算、分数 それも4桁、5桁・・・
そのうえ、超早口のオランダ語で説明されるので、ビギナーにとっては手順がわからない・・・・皆まごまご。
ほんの少しでも英語でヒントをくれればまだ何とかなるのですけれど、方針なのでしょう。ピュアダッチ!
新しく降ってくる情報量が多すぎて、咀嚼する暇、復習している暇がないのです。忘却曲線を全く無視した教え方だな~と感じます。
4~5年の長丁場ではどんな結果になるのかわかりませんが、最短で結果をだしたいものにとっては無駄が多く、エネルギーをとられてしまうように思うんだけど・・。ま、ひょっとするとドイツ語をたしなんだことがあるとか、10代の若者には向くやり方なのかもしれません。
周囲をみると えらくペラペラしゃべっているんだけど(のように聞こえる) そのわりに「え!今さら何?」の知識がかけている印象。
ネットで「あ~あたっている」という記述をみつけました。引用OKとあったので一部お借りします。
文法訳読教授法と直接教授法:
以下、上記のHPから引用させていただきました。
直接教授法に関して、Wilga M. Rivers(1968)は次のように述べています。「この教授法のおもな弱点は、生徒をあまりにも早くから、それほど整ってもいない状況下で、外国語を用いて自分の考えを発表するように追いやったことである。その結果、生徒は口達者ではあるが、不正確な流暢さを発展させる傾向になり、文の構造は母国語式で、その用語だけが外国語を使っているというふうであった。だいたい、母国語を習得する際の状態を、青年期の生徒たちの教室の中に再現できると信じること自体、非現実的である。幼児がことばを覚えるのとはちがって生徒たちはすでに確立した母国語の言語習慣をもっているのである。」(Teaching Foreign Language Skills;天満美智子訳 1982)