「新しい先生について」は まだ続きますが・・・ その前に「EUの移民政策」についておさらい。日本からきた国際結婚組みは、自分が「移民」のカテゴリー分類されるのが ピンとこないのでは・・・。すくなくとも私はそうです。こんな私は 世間知らずなんでしょうか。
さて、ル・モンド・ディプロマティーク の 日本語版 2006年(日付は古いながら、いまだこの流れはかわっていない。よくまとまっていて大枠をつかむのにピッタリなので)の記事より抜粋
さて、ル・モンド・ディプロマティーク の 日本語版 2006年(日付は古いながら、いまだこの流れはかわっていない。よくまとまっていて大枠をつかむのにピッタリなので)の記事より抜粋
ちょうど このあたりから オランダでも法律がかわり、いっきょにオランダ在住外国人が移民学校に押し寄せる結果になったのだ。
これを読むとイギリスは移民に対してもっと厳しそう。
スウェーデンや、スイス、イタリア、スペイン、フランスの移民政策にもふれられている。
http://www.diplo.jp/articles06/0606.html
今日フランスのみならずオランダその他でも進められている移民政策の特徴は、受け入れの条件が特に低学歴者などに対して厳しくなっている一方で、統合の条件もまた厳しくなっているところにある。「受け入れ・統合契約」が制度化され、それが遵守されない場合は処罰もあり得る。受け入れ国の言葉を学ぶことも義務付けられた。ヨーロッパ諸国は総じて移民受け入れに消極的になり、EU域外国境で移民を選別する傾向を強めている。
オランダは、異なる社会・歴史的背景を持ちつつも、スウェーデンと類似のモデルを作り上げた。オランダ社会は長い間、社会・文化行政のかなりを国家が教会に委ねる「柱状化」を基本として営まれてきた。旧植民地から流入した多数の移民の管理、彼らが利用できるような公的施設の開設といった措置も、この仕組みに支えられてきた。しかし、移民受け入れに対するコンセンサスが薄れ、外国人排斥運動からの圧力が増し、国民アイデンティティーをめぐる論議が高まるにつれて、流れを逆転させる動きが見られるようになった。オランダ政府は、「統合契約」への同意を義務付けるといったような、同化のレベルを引き上げる施策を導入している。今や移民が市民権を得るためには、オランダ社会への同化の証が求められるのである。
人がますます移動性を強め、大量の移民が流れ込むようになった結果、「人間の多様性」が目に明らかなほど増しているという事実は、多くの場合、脅威として捉えられるようになっている。
マデイラ島の民族衣装(ポルトガル) |
ル・モンド・ディプロマティーク は フランスの国際月刊紙。切り込み鋭い記事が多くて、読み応えがあったのに、2011年半ばごろから更新がなされてなくて残念。日本語版は有志ボランティアが作成。
おそらく 今までのオランダは、他国に比べ移民に対して 大らかで 手を差し伸べてきた国なんだろうと思う。ところが 今、大きな揺り返しがきている。
なのに「今でも オランダ政府は脇が甘く、簡単に入国できるので 不法移民はあとを絶たない」というのを、職場で聞いたとパートナーが言っていた。 これも きっと 本当なんだろう・・・と ここで暮らしていると信じてしまう。
なのに「今でも オランダ政府は脇が甘く、簡単に入国できるので 不法移民はあとを絶たない」というのを、職場で聞いたとパートナーが言っていた。 これも きっと 本当なんだろう・・・と ここで暮らしていると信じてしまう。